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2011年 10月 25日

平凡パンチ 1975.6.16

平凡パンチ 1975.6.16

p42) 人情味あふれる男の泣き場所…〈赤線〉…NOW?
赤線復活の声高し! しかし昔のように陰惨な人買いが横行する状態は、現代では許されない。それに女は強くなった。だが、男はいつも悶々として欲しがる。何か名案はないのか。復活賛成か反対か、の質問と合わせて、各界23人から卓見をいただいた。
 ……
 奥成達(詩人)
 復活すべきです。ただし、娼婦がいればいいという形ではなく、まず治外法権的な環境をつくること。国家権力によるものでなく、私的営業にすべきです。そこで必要なのは、マリファナ、LSD、そして音楽です。そこに女性がいるかいないかは問題にしません。マリファナを吸って、自己とは何かを問う瞑想にふけります。もちろんセックスもします。これからの赤線とは、メディテーション(瞑想)センターのことなのです。ただし年齢制限あり。四十歳以上は入れません。
 ……

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by 4-kama | 2011-10-25 18:29
2011年 10月 12日

なつかしの小学校図鑑

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なつかしの小学校図鑑 (ちくま文庫)
2011年10月10日発行

奥成 達 (著)
ながた はるみ (イラスト)

p276) 文庫版あとがき

……今度本書が文庫になるってことは、つまりそういうぼくらの同世代の仲間が健在だっていう証拠だろう。頼もしくて、うれしい。
 実はそれぞれ思い出しておくべきことは、まだまだたっぷりとあるはずだ。
「うんうん」「そうそう」
「そうだったよねえ」
 小学校のクラスメイトとは、いまでも度々顔を合わせて昔話に花を咲かせている。そして最近、この小さな思い出話から、自分がこれまでいかに過去に負って生きてきたのか、たくさんの人たちのお世話になってきたのか、その有難さを、つくづくと身にしみて感じるようになってきた。……


p281) 解説 昔の友達のような本 南伸坊

……奥成さんのこの本のおもしろいのは、こういうディテールのげんみつなところだ。
 げんみつなのは、そのほうがおもしろい! からなので学問的に正しいとか、記録として意味がとかっていうんじゃない。こまかければこまかいほど、刻明であれば刻明であるほどたのしい。……
……こういう本は、いちど読んでしまうだけじゃない。何度でも、会いたい時に会いに行きたくなる人みたいに、昔の友達みたいに大切な本になる。
 人間は懐かしいことが大好きである。新しいこと、いままで知らなかったことを知る快感と同じように、人間は自分の、忘れてしまった昔の記憶を、思い出して懐かしむのが快感であるように作られていると私は思う。 
 人間の脳ミソは、昔を懐かしむとうれしいようにプログラムされているのだ。と私は思います。

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by 4-kama | 2011-10-12 23:19 | 昭和なつかし関係
2011年 10月 09日

『蝶々在中』ライナーノート

『蝶々在中』(carco)

渋谷毅(piano)+川端民生(bass)
ライナーノート 奥成達

 (抜粋)川端民生がいつも演奏中に常に信じ、キープしておきたい大切なものとは何か? 
 それは、そのミュージシャン同士が発してくる「想い」(肉体の思考)のコミュニケーションが、これからどういう世界になっていくのかの期待感である。
 ……
 そんな川端民生の魅力を絶大な信頼をもって、渋谷毅がストレートに、存分に引き出して聴かせてくれる。
 二人の楽しそうな、溌剌としてスリリングな対話を、たっぷりと、そしてじっくりと耳を傾けてもらいたい。
 ……
 渋谷さんやバタさん(川端民生の愛称)は、たとえるなら山頭火や放哉の、骨太の自由律俳句のようだ。とくにこのアルバムは、

 てふてふうらからおもてへひらひら 山頭火

 という句がふさわしいと思う。     奥成達


bookbar5/溌剌としてスリリングな対話『蝶々在中
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by 4-kama | 2011-10-09 20:26 | ジャズ批評