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2009年 01月 04日

『58歳からの"知"の愉しみ』

c0069542_16174361.jpg『58歳からの"知"の愉しみ』
小中陽太郎
青春出版社
2000.6.10

P178)
……
 ぼくは「gui」といってとても楽しい詩の同人誌に入れてもらっている。藤富保男さんと奥成達君というジャズの好きな連中が集まって年に四回小さな雑誌を出し、銀座のクラブ マリーン(詩人のママの山口眞理子が同人だ)に集まる。ぼくは詩人ではない。でもここに勝手な個人の思い出や旅行記を書きすすめるのはとても楽しい。しかもこれは一回三万円の費用を負担しなければならない。しかしそれには代えられない仲間との楽しい語らいがある。これには詩人の奥成達の人柄が多いに助けている。また印刷から発送まで手弁当でやってくれる同人たちによる縁の下の力持ちが大きいのである。
……
 ここで大事なのは、若いときの同人雑誌のように酷評しない。「gui」では他人の作品は批評しない。面白いね、とか、あなたは変なこと考えているんだね、というくらいである。

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by 4-kama | 2009-01-04 16:18 | 書籍ウェブ登場編
2009年 01月 03日

『藤富保男詩集全景』

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『藤富保男詩集全景』
2008.12
沖積舎



『鍵られた部屋』から『正確な曖昧』へ 奥成達

 詩集『鍵られた部屋』(1959)は、『時間』同人時代の作品である。

 笑 わらわらった
 まずそれを見て
 大大的に頬に風をふくんで 笑
            (逃)

 こんな詩が北川冬彦主宰の詩誌『時間』に載っているだけで愉快だった。

……

 『正確な曖昧』(1961)の「仕方が泣く頃」は、この詩集の中でぼくがもっとも愛してやまない詩である。

 男は向うをむいて
 夕立のように去って行った

  から始まるこの長い詩は、

 肥った霧かもやが
 茫然とふってきて
 そして仕方が泣く泣く泣く泣くなって
 女はとけてしまう と

 芝生に一つの丸い石が
 ピリオドのように

 で、終る。
 少しもマニアックなどではない。そのままブルースにして唄ってみたいような詩である。
 「巨大な淋淋淋しい」(説明)リアリティが、たまらなく魅力的な詩集であった。 

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by 4-kama | 2009-01-03 19:45 |
2009年 01月 03日

「PTAしんぶん」第561号

「PTAしんぶん」第561号
発行日:2008年11月20日
発行者:財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構

子育て塾入門7
親から子へと、懐かしい遊びを伝えていこう

……今月は、遊びに関する多数の著書がある、エッセイストの奥成達さんにお話をうかがいました。

……
「……テレビやゲームが悪いと言うつもりはありません。問題なのは、自然遊びの機会を子どもに与えない両親が増えていることです。残念なことに最近では原っぱが減り、公園では花を摘めません。でもだからこそ大人が、特にお父さんが、自然と触れ合える場所に子どもを連れ出してほしいと思います。自然遊びの好きな子がゲーム好きであっても、少しも矛盾しませんよ」
……
「……一緒に何かをすることはコミュニケーションを増進させます。コミュニケーションは、興味や趣味を共有するところからまず始まるのです」
……
「……競技スポーツと遊びの大きな違いは、遊びには補欠がいないということです。木登りをするにしても、年下の小さい子は登れる高さまででよいとか……特別ルールを作り、一緒に遊べる工夫をします」
……
「……お父さん自身が作り方やコマの回し方がわからなければ、こっそり本を見て覚えてから教えてもいいし、子どもと一緒に本を広げてもいいのです。肝心なのは『一緒に遊ぶ』ことなのですから」

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by 4-kama | 2009-01-03 19:25 | 昭和なつかし関係