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2007年 02月 25日

「情況」と「NON」の創刊のもつ意味

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「日本読書新聞」昭和43年6月24日

2面)
時代は全体思想を要請している
「情況」(月刊)と「NON」(季刊)の創刊のもつ意味

……激動する世界にあって、いまだ統一した思想体系を持ち合わせることが出来ず各々の戦略・戦術に拠って運動が進められているというの最も客観的な状況認識として正当であろう。
……今新たに発刊される月刊雑誌「情況」と季刊雑誌「NON」はその意味で状況的といえよう。……NON・企画編集部の塩田芳郎氏は雑誌発行の理由を次の如く語っている。「……無名の大衆をどういう具合に組織していくのかということだと思います。無名大衆のもつ狂気の世界を知らしめる必要があり、無名大衆のどろどろした情念や言葉にいえない世界を提出してゆきたい。いわばコミュニケートできないものをコミュニケートするという風な雑誌にしたいです。他の雑誌をあげて失礼かもしれませんが『話の特集』のサロン的なムードをつき破り、ドロドロした大衆の臭みの強いものにしてゆきたい。……」
……奇しくも創刊号で「情況」は「世界革命の思想——ゲリラと都市暴動」、「NON」が「暴動」と殆ど同じテーマを扱っているのは興味がある。……


*資料室より、これをお書きになったかたを知りたいので、情報ありましたらお願いします。

写真は「NON」創刊号。奥成達資料室より。
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by 4-kama | 2007-02-25 18:35 | 雑誌登場編
2007年 02月 25日

「ライヴ・イン・ハトヤ」赤塚不二夫と全日本満足問題研究会

c0069542_1851719.jpg「ライヴ・イン・ハトヤ」
赤塚不二夫と全日本満足問題研究会

赤塚不二夫漫画家五十周年記念第二弾

構成:高平哲郎
解説:奥成達(書下し)、長谷邦夫(書下し)、高平哲郎(インタビュー)
制作・発売元:ビクターエンタテインメント
制作協力:フジオ・プロダクション
CD版デザイン:小田晶房(map)
販売元:ディスクユニオン
発売日:2月23日
価格:2,800円(税込) 


「ライヴ・イン・ハトヤ」誕生の歴史 奥成達

 赤塚不二夫と満足問題研究会のスタートは、1976年3月27日の『週刊読売』から始まる。活版4頁とモノクログラビア1頁がセットになった「不満解決・満足週刊読売」はその後、約2年ほどの連載が続き、その連載のLP版が「ライヴ・イン・ハトヤ」になる。……よくぞ天下の読売が2年もの間、連載を続けさせたものだとあらためて驚く。……


1978年のLP(くわしくは奥成達資料室/「ライブ・イン・ハトヤ 」をどうぞ)発売にいたるまでの「歴史」の発端を1969年の日本テレビ「歌う王冠」とし、以降詳細な日付けや場所、人名とともに記している。そして

……この狂騒は、ここで完了してしまったのではなく、さらにヒートアップして延々(炎炎?)と80年代〜90年代へと疾走していく。以降のことはチャンスがあれば、どこかで書き残しておきたいなとは思うが、高平哲郎氏、長谷邦夫氏、岡崎英生氏等のその後の著書から垣間見ることが出来る。……


と書いた(太字は4-kamaによる)。この度も当資料室の資料を大切にお使いいただいてうれしい。「週刊読売」掲載写真も多数あり。DU・金野篤氏の、フカイフカイ愛情を感じますよ。伊東に行くならハトヤホテルの支配人さんに呼び掛けよう、お聞きになると、いいですよ。
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by 4-kama | 2007-02-25 18:14
2007年 02月 25日

「FUSO」 2007.2

「FUSO」 TRUCK & BUS MAGAZINE 2007.2

P4) 折々の小さな旅 第14回
東海道・丸子(まりこ)
江戸開府のとき整備された
日本随一の幹線道路に
いまも往時の面影を残す宿場町

文:奥成達(ノンフィクション作家・詩人)
写真:吉岡宏(写真家)

三菱ふそうトラック・バス株式会社ウェブサイト で、 記事の内容が写真付きでご覧になれます。
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by 4-kama | 2007-02-25 17:37
2007年 02月 04日

「ユリイカ」2007.2

「ユリイカ」2007.2 特集*戦後日本のジャズ文化


p120
全冷中はコレージュ・ド・パタフィジックである。あ、間違えた。山口百恵は菩薩である。 菊地成孔

……ワタシが山下組に入るのは98年、武田和命さんが亡くなって、追悼ライブで呼び出される辺りからで、世界中つれてって貰うようになったのは90年代入ってです……全冷中のお歴々の中で、ワタシが山下組在籍中に何くれと無く可愛がってくれたのは伝説の球団ソークメナーズの初代キャプテンである川村年勝さんだけで、後は一瞬、池上比沙之さん、奥成達さん、堀晃さんにご挨拶させて頂いた程度で、実質お一方とも御会いしてないんですね。……


全冷中とコレージュ・ド・パタフィジックの共通項について、(1)大のオトナの集まり (2)思想定義的テキストがある (3)SF〜シュールレアリスム〜ナンセンスの文脈 (4)不景気中のできごと (5)独自の暦(ちなみに今年は「鳴門31年」)の採用 (6)独自の階級 (7)意味不明の言語 (8)メチャクチャなイベント (9)極端な才人の排出 (10)磁場形成 (11)多大な影響 などをあげている。
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by 4-kama | 2007-02-04 18:20 | 雑誌登場編
2007年 02月 03日

やまびこ(葉山エコーハイツ 2007春)

やまびこ(葉山エコーハイツ 2007春)
なつかしの遊び図鑑 とんとんずもう 文・奥成達 イラスト・ながたはるみ
 相撲人気がイマイチという話をよく聞くが、それよりも、いま相撲をとっている子どもの姿を見たことがない。
 昔はちょっとした空き地があるとすぐに円を描いて土俵にして相撲をとった。
 学校の砂場はもちろん、休み時間は廊下に出てプロレスごっこか相撲で沸いた。みんなひいきの力士がいて、当時はラジオの中継だったはずなのに、相撲のきまり手もよく知っていた。
 トントンずもうは、画用紙と空き箱が一つあればすぐつくれるので、わが家では兄弟四人、それぞれ部屋別に力士をそろえ、星取表もちゃんとつけて優勝を争った。
 同じ形で切り抜いた紙の力士のはずなのに、どういうわけか強い弱いが出てくるところが面白い。
 背中に「千代乃山」とか「栃錦」とか書いておくと、さらに勝負は盛りあがった。
 お父さんと子どもで、トントンずもうを楽しんでもらいたい。そして、実際に庭先に出て子どもと相撲をとってみてもらいたいとも思う。
 トントンずもうは、マツ葉を集めて胴体と両手をつくって組み合わせる草花あそびにもあった。それほど昔は相撲が人気だったのだろう。

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by 4-kama | 2007-02-03 19:07 | 雑誌登場編