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2005年 07月 02日

『無意味の原像』評

「竜骨」57号 2005.6


p57) 書窓 奥成達詩集『無意味の原像』 木暮克彦

オブジェの 絶対の 美の

詩は幻想の図式でもなく、森の中に置かれた無機物の造花でもない。などの雑念をもって奥成さんの詩集を読んだら火傷をしてしまうだろう。まずは、合田佐和子氏表紙挿画のその巨(おお)きな眼射しで、05.6.30発行の『無意味の原像』を見る。

……

わたしが、なによりも、ここで特筆しておきたいのは、奥成さんが現在、もっともエキセントリックな文芸雑誌「gui」に連載している「北園克衛『郷土詩論』を読む」のパッショネイトなその論考は、実に十数年の歳月を費やして、いま、まさに佳境に入っているのだ。とまれ、標題詩「無意味の原像」へと見てみよう。
 (引用部分、略)
詩行と詩行のあいだに配置された、この二つのドゥルーズのことばは、”無意味の原像”なのであろうか。モダニズムを震撼せしめたアンチ・ヒューマニズム。美はやはり絶望させるものであるのだろうか。……

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by 4-kama | 2005-07-02 21:53 | 雑誌登場編