2005年 05月 01日

『ラディカル・ギャグ・セッション』

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『ラディカル・ギャグ・セッション 挑発する笑いの構造』赤塚不二夫 河出書房新社  昭和63
design 神崎夢現/interview & direction 長谷邦夫/illustration 赤塚不二夫『おそ松くん』『もーれつア太郎』『レッツラゴン』(小学館)、『天才バカボン』(講談社)、『ひみつのアッコちゃん』(集英社)、『ギャグゲリラ』(文藝春秋)、「フジオ・プロギャク漫史」(双葉社)他/symbol illustration 林静一/symbol design 日下潤一

p126)放浪三部作と放浪アイデア三人組
……『ヒッピーちゃん』を面白いですよと誉めてくれたのは、詩人の奥成達ぐらいかな。彼は北園克衛の前衛詩なんかに強い影響を受けた男だけれど、不思議なセンスの持ち主でね。ヒッピーちゃんの股旅気分をわかってくれた。彼はぼくのところにやってきて、テレビ番組に出ろといって「チータとバカボン」というレギュラーのバラエティ番組を仕掛けたりしている。それがつきあいのはじめで、その後、「満足問題研究会」というパロディ・ページの企画に参加してくれた。
 彼を引っ張ってきたのは長谷邦夫だ。長谷は奥成が学生時代から作っていた詩の同人誌「新人類学」に参加していたんだね。
 三十年も前に、このグループは詩の朗読にジャズ演奏をつけたり、ダンスで遊んだりする、実験の会をやっているんだ。
 そこへ長谷が石ノ森章太郎を連れていき、朗読と同時に壁にマンガをかくといったこともやったらしいね。山下洋輔やタモリに最も早く注目していたのが奥成で、そのそばにいた長谷が、彼らをぼくのところへ連れてきたわけだ。こういう連中に、ぼくの作品が評価されるのは嬉しいことなんで、盛んに張り切ってみるんだけれど、どういうわけか『のらガキ』みたいな田舎くさい作品になってしまう。都会的になれないんだ。……



・奥成達資料室ではこの本を書籍登場本及び日本満足問題研究会の項で取り上げております。
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by 4-kama | 2005-05-01 22:25 | 書籍ウェブ登場編


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