奥成達資料室blog版

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2009年 04月 19日

蘭 67

蘭 67
発行:2009.3.25
編集:高垣憲正

P2)
ぼくに藤富保男論など書けるわけがない。
奥成達

……北川冬彦の短詩を読んでこれは面白いぞ、とひどく気に入り感動してしまったのが、ぼくの詩の出発である。十二歳である。そして一九五四年に創刊されたその北川冬彦編集による月刊『現代詩入門』(時間社)の「短詩」欄にせっせと投稿を始めた。
 ちなみにそのコーナーの選者は、北川冬彦、櫻井勝美、藤富保男、大河原巌、盛合要道の五名。
 一九五七年。北川冬彦が主宰する詩誌『時間』の準同人にならないかとの誘いの手紙が来る。「準」だから同人見習い小僧というところだが、もちろん喜んで参加する。昭和三十二年だからぼくは中学二年生になった。
 毎月毎月合評会が開かれ、そのある一日初めて同人の藤富保男氏と出会った。
 以来からのお付き合いだから、もはや五〇年以上になる。藤富氏はぼくにとってずっと「藤富先生」であり続けた。いまぼくは六十七歳になるが、いくら年をとってもこの差は埋まらない。出会った中学生の時のままだ。
……

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by 4-kama | 2009-04-19 17:44 |


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