ANA国内線【PR】
2012年 03月 09日
「BE-PAL」1997.1
「BE-PAL」1997.1
FIELD ESSAY
小原庄助さんに学ぶ  詩人・エッセイスト 奥成達
 東山温泉・湯川の流れの音で眼を覚ます。枕元の腕時計はまだ午前7時。盆の上には寝酒の空き徳利が三本、水差しの横にそのまま置いてある。
 寝床の中から手をのばし徳利を一本ずつふってみる。有難や、手つがずのまま燗冷ましになった一本が残っていた。それで頭から布団をかぶったまま迎え酒をする。極楽、極楽。
 ……
 庄助さんがとにかく素晴らしいのは、何といってもその向上心のなさ。この上昇志向ゼロの非生産性こそ、学ぶべきぼくのアウトドアライフのモットーであります。

# by 4-kama | 2012-03-09 18:33
2012年 03月 09日
新温泉主義①
(掲載誌不明)
連載 新温泉主義① 湯呑み人 奥成達 
 会津東山温泉(福島県) 小原庄助伝説を訪ねて
 ……
 彼は、過度な酒好きが災いして、会津にいられなくなり、奥州街道白河宿に住む絵師・羅漢山人を頼った。ところが、この羅漢山人も大酒豪だったことから、2人は夜ごと酒宴をくり返していたそうで、その結果この庄助さんはポックリ昇天してしまったという。
 ……
 温泉主義・湯呑み人としては、この小原庄助さんの「朝湯好き」に特に注目してみたい。普通に言えば"晩酌"に"風呂”だが、これが「朝酒」に「朝湯」となると、この一風呂には、もうちょっと非現実的な生理的な快感を最優先させる快楽的な要素が強くなってくるからである。

# by 4-kama | 2012-03-09 18:33
2012年 03月 03日
優雅な生活 昭和44年12月1日
優雅な生活 
創刊2号 
昭和44年12月1日
編集 宮崎研究室
発行 アグレマン社

 夜のうた 六本木界隈 文・奥成達 写真・佐藤武志 イラスト・永田はるみ

# by 4-kama | 2012-03-03 20:47
2012年 03月 03日
日本読書新聞 1984.12.17
日本読書新聞 1984.12.17

今年の収穫 1984上 アンケート
ジャズ評論家 奥成達
① 宇佐美圭司『デュシャン』岩波書店
② 三宅榛名『音楽未来通信』晶文社
③ 高橋厳『シュタイナー教育入門』角川書店
 宇佐美圭司氏の〈素人の哲学〉、三宅榛名氏の〈思考の身軽さ〉、高橋厳氏の〈不確かさの道を歩もうとする勇気〉は、それぞれ立場こそ違え〈何か別のものへの伝統〉を語って、共通する、いま大切な言葉のたくさんつまった著書であると思います。
 これに、よければぼくの『深夜酒場でフリーセッション』(晶文社)をもう一冊入れてほしいところですが。

# by 4-kama | 2012-03-03 18:49
2012年 03月 03日
UCカード会員雑誌(詳細不明)
UCカード会員雑誌(詳細不明) 昭和60年のいつか

p69)高平哲郎の大胆にも対談 三宅榛名

……三宅榛名さんに関しては奥成達さんや坂田明さんの良く知っている人ということで、それこそ大胆にも対談をして頂くことになってしまったが、そういうことが決まって改めて三宅さんの本を読み直したり、初めてコンサートを聴いたりしてみると、よくも大胆に、こんな凄い人に対談を申し込んでしまったもんだと我ながら自分の軽卒振りに滅入ってしまった。
 三宅さんの文章は面白い。音楽に関するものも、そうじゃないものもサバサバして分り易く気持ちよく読める。でも、肝腎の音楽の方は知らなかったわけだが、先日、対談の数日前に初めてジァンジァンで聴く機会を本誌渡辺編集委員が作ってくれた。三宅さんのステージも、文章以上にサバサバして分り易く気持よく聴けるものだった。そして初対面の三宅さんも、そういう人だった。



# by 4-kama | 2012-03-03 18:43 | 雑誌登場編
2012年 02月 25日
stereo 1977.5
stereo 1977.5

p221) 特集 ニュー・ミュージックのヒロインたち

矢野顕子賛江 奥成達
 ……
  かに座のA型の男の
  緑色の記憶に必ず出てくる
  ラーメン屋の娘の赤い帯がほどけたので
  赤面する正面

  かきフライが好きだということは
  あなたにとって実に何の意味もない
  ような詩を作ることが楽しい
  ように柿の種類について考えることは
  こういうときこそ大切なことだ
  と思うべきかな春の朝

  障子をあけて首を出した
  ところに
  花が咲いたら一寸うれしく驚くが
  花の種類を調べなくてはならないのが
  苦痛が鳴る

  立てかけておいた
  わだかまりの大群がぬかるみに落ち
  あわてる隙間に
  もらいが少ない乞食が
  一人苦笑い

  担いでいるものは何か
  自分でもよくわからない
  おっさんの
  精巧な方向に従って ズボンに
  矢印を描くと
  矢印ズボンができる

  下駄のはな緒で鼻をかんでは
  いけませんよアキコ

というので勘弁してもらえないだろうか。本当のところ矢野顕子という人は全面的に凄いので、もー言うことはありません。
 ……
 実はだいぶん前に、実に運良く、ボクは新宿のボクたちの溜り場のスナック「ジャックの豆の木」で,矢野顕子に対面出来て、しかも隣に坐ってつのる想いのたけを打ちあけるチャンスがあったのです。
 ……
 矢野顕子にAkiko Yanoと巨人軍のマークの入ったサインをもらった日からだいぶたってから、その「ジャックの豆の木」のママA子から後できいたところによると、ボクはコーフンのあまり、彼女に「あなたこそ冷し中華だ!!」と何度も叫んだらしい。
 なんちゅう素晴らしいことをボクは口走ってしまったんだろう。
 しかし、それも今度の四月一日の読売ホール「第一回冷し中華まつり」に、矢野顕子が出演してくれることになっちゃったので、どーも妙にツヂツマが合いすぎてしまうのだ。
 ……
 タモリから仕入れた情報によると(実はボクは彼女のナマ演奏を見たことがないので)、矢野顕子のある日のステージ衣装は、上衣はセーラー服にノーブラ、下がモンペ、しかも狸の尻尾をブラさげて出てきたというのだ。
 こんなケロハシタな衣装で、わーらにまみれてよー、なんて歌うのだから、とうていサレモケに矢野顕子について書けないのだ。
 ……
 

# by 4-kama | 2012-02-25 19:04 | ジャズ批評
2012年 02月 25日
潮 1983.12
潮 1983.12

p317) 私の愛盤 奥成達

 行きつけの新宿三丁目の酒場「ふらて」の閉店は午前二時であるが、いつも帰りぎわには必ずマイルス・デイビスの「モダン・ジャズ・ジャイアンツ」をリクエストする。このレコードの中のセロニアス・モンクの〈ザ・マン・アイ・ラブ〉のビアノソロが聴きたいからである。
 ……
 いまモンク亡きあと、こんなピアノを弾いてくれる人は、あの渋谷毅しかなく、その渋谷さんの「渋やん」(AKETA'S DISK AD-13)をボクは目下暇さえあれば聴いている。この若くして伝説的になってしまったかのような渋谷毅のピアノには、フュージョンやらフリーやらのブームによって失われてしまいそうな〈ジャズ〉の一喜一憂の新鮮な体験の感動にいつもあふれているのである。つまり音楽に感動するというのはテクニックの磨きなどにあるのではなく、演奏するミュージシャンの人柄にすべてあるのだという原則を、いつまでも守っている唯一(といってもいいくらい)のピアニストなのである。
 モンクもそうであったように、渋谷毅もまたジャズの流行スタイルには一切関心なく、比類ない独自のピアノスタイルをもって、いまも自分のジャズをひたすらマイペースで語り続けているようだ。


# by 4-kama | 2012-02-25 18:24 | ジャズ批評
2012年 02月 25日
JUNON 1983.3月号
JUNON 1983.3月号

p100) 奥成達の深夜酒場でフリーセッション 今夜のゲストは俳優梅沢富美男さん

# by 4-kama | 2012-02-25 18:16 | 雑誌登場編
2012年 02月 25日
ズームイン朝「朝の詩」1981〜83頃
ズームイン朝「朝の詩」で作品紹介のための依頼葉書。1981〜83頃か。


# by 4-kama | 2012-02-25 18:13 |
2012年 02月 25日
まず一回の会 
まず一回の会(年月不明)

# by 4-kama | 2012-02-25 18:08


< 前のページ      次のページ >