IE9ピン留め
2011年 10月 12日
なつかしの小学校図鑑

なつかしの小学校図鑑 (ちくま文庫)
2011年10月10日発行

奥成 達 (著)
ながた はるみ (イラスト)

p276) 文庫版あとがき

……今度本書が文庫になるってことは、つまりそういうぼくらの同世代の仲間が健在だっていう証拠だろう。頼もしくて、うれしい。
 実はそれぞれ思い出しておくべきことは、まだまだたっぷりとあるはずだ。
「うんうん」「そうそう」
「そうだったよねえ」
 小学校のクラスメイトとは、いまでも度々顔を合わせて昔話に花を咲かせている。そして最近、この小さな思い出話から、自分がこれまでいかに過去に負って生きてきたのか、たくさんの人たちのお世話になってきたのか、その有難さを、つくづくと身にしみて感じるようになってきた。……


p281) 解説 昔の友達のような本 南伸坊

……奥成さんのこの本のおもしろいのは、こういうディテールのげんみつなところだ。
 げんみつなのは、そのほうがおもしろい! からなので学問的に正しいとか、記録として意味がとかっていうんじゃない。こまかければこまかいほど、刻明であれば刻明であるほどたのしい。……
……こういう本は、いちど読んでしまうだけじゃない。何度でも、会いたい時に会いに行きたくなる人みたいに、昔の友達みたいに大切な本になる。
 人間は懐かしいことが大好きである。新しいこと、いままで知らなかったことを知る快感と同じように、人間は自分の、忘れてしまった昔の記憶を、思い出して懐かしむのが快感であるように作られていると私は思う。 
 人間の脳ミソは、昔を懐かしむとうれしいようにプログラムされているのだ。と私は思います。







# by 4-kama | 2011-10-12 23:19 | 昭和なつかし関係
2011年 10月 09日
『蝶々在中』ライナーノート
『蝶々在中』(carco)

渋谷毅(piano)+川端民生(bass)
ライナーノート 奥成達

 (抜粋)川端民生がいつも演奏中に常に信じ、キープしておきたい大切なものとは何か? 
 それは、そのミュージシャン同士が発してくる「想い」(肉体の思考)のコミュニケーションが、これからどういう世界になっていくのかの期待感である。
 ……
 そんな川端民生の魅力を絶大な信頼をもって、渋谷毅がストレートに、存分に引き出して聴かせてくれる。
 二人の楽しそうな、溌剌としてスリリングな対話を、たっぷりと、そしてじっくりと耳を傾けてもらいたい。
 ……
 渋谷さんやバタさん(川端民生の愛称)は、たとえるなら山頭火や放哉の、骨太の自由律俳句のようだ。とくにこのアルバムは、

 てふてふうらからおもてへひらひら 山頭火

 という句がふさわしいと思う。     奥成達


bookbar5/溌剌としてスリリングな対話『蝶々在中

# by 4-kama | 2011-10-09 20:26 | ジャズ批評
2011年 06月 04日
「現代詩手帖」2011.6 〜21世紀の北園克衛
「現代詩手帖」2011.6 特集:21世紀の北園克衛

ジョン・ソルト+吉増剛造「火の痕跡、星の死の揺らぎ」
P20)

吉増 ぼくらの同世代で、奥成達さんが、「gui」という雑誌で、もう、おそらく二十年以上をかけて、連載を休まずに郷土詩について書かれてますよね。(中略)奥成達さんのお仕事についてのお考えはいかがですか。……
ソルト まず奥成さんはぼくの昔からの親しい友だちで、彼のおかげでいろいろな方にも会えてあの本が書けたんです。お世話になりっぱなしの方で、それはひとつ。
もうひとつは、かれは「VOU」のメンバーで、直接北園さんを知っていて、認められていたから特殊な情報と知恵があると思っています。ぼくは北園さんに会ったことがなかった。だからそのこともあるんです。
奥成さんは郷土詩論のなかで非常に大事な仕事をなさっている。それは何かというと、いろんな記事を引用しています。その記事を自分で探して読もうとすれば大変なことになる。彼は優しい方で、読者へのサービス精神がものすごくあるんですね。それと彼の北園克衛の詩の見方も非常に面白い。彼自身も素晴らしい詩人で、北園さんとまた違う詩を書くけど、近い部分もあって、ときどきその流れで書いて、まるでパロディみたいな部分もあるかもしれないが、それも面白いと思う。あと二十年続けてほしい。


# by 4-kama | 2011-06-04 18:38 |
2011年 06月 04日
『Fukujin』 No.15
〜仏教カルチャー誌のニューウェーブ!〜

編集人:上杉清文/福神研究所
編集デスク:澁澤光紀、鈴木祐弘、作田光照、岩間湛教
表紙・デザイン:南伸坊
発行人:末井昭
発行所:白夜書房

内容

表紙:南伸坊がなる松山俊太郎
特集:松山俊太郎【法華経研究の最前線】
 【世界文学としての法華経】松山俊太郎×安藤礼二
 【法華経研究最前線―印度篇】松山俊太郎×松本史朗×菅野博史
 【女神の神話学―ジャン・プシルスキー紹介】安藤礼二
【蒙古襲来史料としての日蓮遺文】川添昭二
【鬼検事・武富済―大逆事件を捏造した男】中川剛マックス
【私の歴史研究の足跡】川添昭二
新連載【私家版・戦後日本のジャズの歴史1】奥成 逹
【法華経の世界6 はじめに「法華経」があった―「序品」第一】ひろさちや
【仏教と近代日本13 ファシズムからニヒリズムへ―西谷啓治】末木文美士
【日蓮論4 佐渡の日蓮】島田裕巳
福神研緊急討論【東日本大地震と『立正安国論』】 



# by 4-kama | 2011-06-04 18:26 | ジャズ批評
2011年 02月 09日
ちょっと長い関係のブルース - 君は浅川マキを聴いたか
『ちょっと長い関係のブルース - 君は浅川マキを聴いたか』

2011.1.25
発行:有楽出版社
発売:実業之日本社

石井紀男さん編集の「遊歩人」で続いていたリレー・エッセイ「君は浅川マキを聴いたか」の執筆者を中心に喜多條忠さんが責任編集。

27p)
コント55号のあとに突然「夜が明けたら」が流れてきた 奥成達

*「遊歩人」への寄稿は2008.1号、そのもようはこちら。

# by 4-kama | 2011-02-09 23:40 | 書籍登場編
2011年 01月 05日
東京25時 9-10合併号
東京25時 9-10合併号
発行:1970.9.1
発行所:アグレマン社

(もくじより抜粋)
カラー特集 ヌード競作集 where is autumn?
 山村雅昭/佐藤武志/青石有信/佐藤美和子/原田知司
グラフ特集 東京で食べられる郷土の味
大特集 うまいもの店大百科(アーン)決定版
大全集 おお! 帝国陸・海軍 君の街は戦場だったのか
 鈴木清順/富永一郎/春風亭柳昇/岡本喜八/相倉久人/牧島貞一
若者向き秋のニュープレイゾーン
特集 中央線20駅前喫茶店30店
初秋のドライブコース 忠ちゃん牧場から田貫湖へ
万引常習犯の女たち テディ片岡のソーレツ探訪
藤富巷談 目黒区と品川区と港区の接点(藤富保男)
東京疎開地 八王子医療刑務所
戯曲 冠婚葬祭葬儀編 筒井康隆
葬いのボサノバ 作詞・筒井康隆/作曲・山下洋輔
パロディまんが 
 サザエさま 木崎しょう平/原案・テディ片岡
 LSD25 長谷邦夫
東京番外地
 松田政男/平岡正明/長崎朗/河原淳/岩本久則/森文子/宮崎宣久/浜野サトル/斉藤斉

奥成達評論集『ジャズ三度笠 艶歌への道』の広告あり

# by 4-kama | 2011-01-05 18:30 | サブカル雑誌
2010年 03月 09日
寺崎巌氏書評『宮澤賢治、ジャズに出会う』
産経ニュースに寺崎巌氏書評『宮澤賢治、ジャズに出会う』2009.8.16。

……賢治作品の語調から「ジャズ」を読み取るあたりも、知識だけでない「ジャズ・ライブ」の常連である著者の鋭い聴覚がある。……その曲調まで理解して作品に登場させている驚愕(きょうがく)の事実。賢治の新たな一面を「日本のジャズ史」とともに紹介した奥成氏に惜しみない拍手を贈りたい。




# by 4-kama | 2010-03-09 18:33 | ジャズ批評
2010年 03月 09日
「らしく」vol.6

「らしく」vol.6

発行日:2010.2.14
発行人:向井雅代
発行所:らしく

p8) 外で遊ぼ!
「遊び」に関する著書(奥成達との共著)をたくさんお持ちの、葉山在住・ながたはるみさんを訪ねました。

写真はこの冊子の表紙にもなったながたはるみさんがススキの葉で作ったキリギリス。テレビで見かけて気になっていたところ、ある時偶然出会ったおじいさんに作り方を教えてもらったのだそうだが、「これほどの作品はきっとどなたか作者がいるはず」と、「らしく」が情報募集中

# by 4-kama | 2010-03-09 18:29
2010年 03月 09日
「ペーパー」第6号 
「ペーパー」第6号 

発行日:2010年2月1日
編集・発行:秋山基夫
制作:paperback 則武弥

詩論ノート番外 秋山基夫
 詩誌の悦楽
 ☆「gui」誌
……この詩誌にはつねに幾本かの各ジャンルの連載があり、あるものは新しく始まり連載をつづけあるものは遂に終わるのだが、ここにぜひ書いておきたいのは奥成達の「アイ・ガット・リズム」だ。……奥成達の北園擁護の立場は明確だ。もちろんそれが手放しの崇拝などではないことは言うまでもなく、その検討の手続きは徹底した資料の収集と分析で、北園が書いたもの、北園について書かれたもの、それらを出来るかぎりの分量で紹介し、資料自体がおのずから語るところによって、北園が何を語ったか、どう考えていたか、その輪郭が過不足なく見えてくる、そのように論は進められていく。そして同時に北園批判のあれこれおも逐一検討されることになる。……

# by 4-kama | 2010-03-09 18:18 | 雑誌登場編
2010年 03月 09日
NHKウィークリー「ステラ」2010.2.6-2.12号
NHKウィークリー「ステラ」2010.2.6-2.12号

p33) 週刊ブックレビュー 1月16日放送分より

ミュージシャン小室等さんのおすすめの一冊
『宮澤賢治、ジャズに出会う』奥成達著
大正末期、花巻にいた宮澤賢治は、まだ広く知られていなかったジャズと、どう出会ったのか。詩人でジャズ評論も手がける著者が、一編の詩から日本のジャズの源流をたどる。

# by 4-kama | 2010-03-09 18:08 | 雑誌登場編


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